- 活性酸素
私たちの体の中で化学反応が起こると、有害な活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素は体を酸化し、老化や生活習慣病などの症状を引き起こします。
細胞が酸化する・・・考えるだけでも恐ろしいですよね。
活性酸素も肌に存在するコラーゲンにダメージを与えます。
紫外線と同じように、コラーゲン繊維をどんどん切断していしまうため、肌のシワやたるみの原因となってしまうのです。
活性酸素はシミの原因にもなります。
活性酸素を除去しようとして、体内に大量のメラニンが生成されるからです。
なぜ、活性酸素ができてしまうのでしょうか。要因はいろいろありますが、紫外線の他に、喫煙や古い油による影響もあると言われています。
家庭では、なるべく新しい油を使うように心がけましょう。
時間が経って酸化した油で揚げた唐揚げなども活性酸素の要因になってしまいます。
油を使ったスナック菓子やファーストフードのポテトなども、美肌のためには食べすぎないように注意したいですね。
- 補足「消えないシミ」
肌老化の3大要素についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここでは、プラスアルファの情報として「シミ」について解説します。
シミは肌悩みのダントツ1位です。
30代にもなれば、誰でもシミの1つや2つは経験しているのではないでしょうか。
シミは紫外線を浴びることで出来てしまいますが、実はそれだけではありません。
シミには「消えないシミ」があることをご存知でしょうか。
普通のシミと、消えないシミ。この2つの違いをぜひ知ってください。
その前に、まずはメラニンについてお伝えします。
私たちの体は、紫外線を浴びるとメラニンを作り出して、紫外線によるダメージから体を守っています。
このメラニンは役割を終えると、肌の新陳代謝によって垢となり、自然に剥がれ落ちていきます。
日焼けもそうですよね。海水浴で肌を焼いても、肌のターンオーバーによって1カ月も経てば皮がむけて、元の肌色に戻っていきます。
ところが、新陳代謝ではケアできないほど強烈な紫外線を長時間浴び続けてしまうと、
メラニンを生成するメラノサイトいう細胞自体にダメージを与えてしまいます。
メラノサイトがダメージを受けると、実に恐ろしいことが起こります。
それは、メラニンを作り続けてしまうということ。
紫外線を浴びてもいないのに、過剰に不必要なメラニンを作り続けてしまうのです。
メラノサイトが壊れると、肌の中ではこれほど恐ろしい状態が広がってしまうのです。
何が恐ろしいかというと、
新陳代謝によって肌表面にあるメラニンがせっかく剥がれ落ちても、
すぐ下にも、その下にも延々とメラニンが続いているということです。
本来はメラニンが落ちれば、元の肌色が表れてくるはずなのに、
メラニンが大量に蓄積されているため、
すぐ次のメラニンが出てきてしまうようになります。
これが、消えないシミの正体です。このメカニズムをぜひご理解ください。
では、ここからが本題です。
「消えないシミ」を消すにはどうすればいいのでしょうか。
ぶっちゃけて言えば、最先端の美容医療クリニックに駆け込んでレーザー治療のお世話になるという手もありますが・・・。
ここではシミに有効な画期的な美容成分についてアプローチします。
ダメージを受けたメラノサイトを修復するために効果的な成分について、
<弾力不足><保水力不足><美白力不足>という
3つの肌トラブル別にご紹介します。